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予防接種のスケジュール    スケジュール案(一覧表)

 予防接種の種類が増えてきました。どの様な順番で受けたらよいのかは人それぞれですが、香港や台湾では何ヶ月になったら何を接種する、何歳になったら何を接種するという順番で実施しています。一度、このコースに乗ってスケジュール通りにすると、ほとんどスムースにこなせていきます。せいぜいインフルエンザの様な季節に左右される接種をどこかに組み込むことや、普段は1回しか接種しないワクチンの2回目の接種がお勧めの時などの追加をすれば、それでほとんど完成です。

 日本ではこの様なやり方がやりにくいことがあります。そのやり難さの一つには接種間隔の細かな規定があげられます。たとえば三種混合ワクチンは1回目と2回目、2回目と3回目を3週から8週以内で接種することになっています。予防接種を我流でする医師が、稀に2回目を1週後、3回目も2回目から1週後に接種したりします。規定から外れていますが、特にそのために副反応が出ると言ったことはありません。しかし効果の点で劣ります。3段跳びで1歩目と2歩目をあまりにも短くとれば3歩目の記録が伸びないのと似ています。万一、健康被害が生じればその責任は接種医が負わねばなりません。

 矢印38不活化ワクチン(菌やウイルスをホルマリン処理などで感染力を無くし、免疫の効果だけはのこしたもの)を接種した場合、次のワクチンを接種するのに特に間隔の規定はなくなりました。(2020.10以降)。四種混合ワクチンの2回目は20日以上の間隔で接種が可能ですが、B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌などの2回目は20日以上あけることになっていますから、四種混合だけ20日以上で接種するとその後の調整が間違えやすくなります。

 四種混合も他と合わせて27日以上とした方がベストです。

 矢印38生ワクチン(ウイルスや菌の毒性を弱くして軽く感染させるようにしたもの)を接種した後、次のワクチンは4週間後(1日に接種すれば4週間後の29日)には接種可能になります。生ワクチンと生ワクチンの間隔は27日以上あけます。

 矢印38海外では接種間隔に関しての規定は「生ワクチンを同じ日以外に接種する場合は、ワクチン同士の干渉(効果が減弱する影響)を避けるために4週間空ける。(現在は同時接種で不都合な根拠が示されていないため同時接種は可能となっています。)

極端なことをいえば、海外では不活化ワクチンを連日1週間続けてもかまいません。

 矢印38同時接種について

同じ日に異なるワクチンを何本かまとめて接種することを、「同時接種」といいます。今まで、日本は先進国の中では定期の予防接種が最も少ない国でした。ヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンはすでに100を超える国で実施されているのに、日本ではやっとヒブワクチンが2008年から肺炎球菌は2010年から市販されました。二つのワクチンは生後2カ月から接種可能で、3ヶ月になるとBCGや三種混合、ポリオも接種が始まります。更にはB型肝炎やロタウイルスのワクチンも近い将来接種が始まる予定です。これ等のワクチンを3ヶ月、4ヶ月に集中して接種しようとすればスケジュールを組むことは大変困難です。

そこで効率よくしかも安全に、更には早期に免疫を完成させることを目指して同じ日に複数のワクチンを接種することが検討されました。すでに海外では大半の国が同時接種を実施し、特に問題は起こっておりません。


 実際には大人で左右に3本ずつ6本接種したのが私の最高本数です。

 以上の様なことを色々と検討した上で、一つのサンプルとしてのスケジュールを提示します。ロタウイルスワクチンは未だ認可されておりませんので、今回のスケジュールからは外しました。B型肝炎ワクチンはWHOが2010年までに全ての国で90%以上の子どもに接種すべきと勧告しています。すでに193カ国中177カ国で接種されていますので、日本は遅れを取っていることになります。

     
 予防接種のスケジュール案2014年10月改定

  予防接種

予防接種スケジュール

 ロタウイルスワクチンは2020年10月から定期接種になった。

 

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